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SYNAPSE Salon #3 グレッグ・イーガン著『ゼンデギ』を語る――コンピューター上に「私」を残す
当代屈指の SF 作家、グレッグ・イーガンをご存知でしょうか。
数学のバックグラウンドを持つイーガンは、宇宙論からナノテクノロジー、量子論や認知科学にいたるまで、最先端科学の知見を入念に作品に取り入れる「ハード SF 作家」としての異彩を放ちながら、現代のわたしたちの社会通念や生命倫理、そして知覚に深い問いを投げかけています。
そして、今年日本でも翻訳版が刊行された最新作『ゼンデギ』では、VR(仮想現実)システムや人工知能を題材に、「コンピュータ上に人間のコピーをつくる」ことがテーマとなっています。
息子のために、自分自身をコンピュータ上に遺そうと考える主人公が取った行動から、わたしたちは何を読み解くことができるでしょうか?
今回は、邦訳版のカバーイラストを担当したデザイナーの小阪淳さんと、イーガン作品を愛する神経科学の研究者、田尾賢太郎さんとともに、たくさんの問いに満ちた『ゼンデギ』を読み解いていきます。(タイトル CG:小阪淳)
【詳細】
日時 9月26日(土)16時30分~18時30分(開場16時)
場所 ダーウィンルーム 2階ラボ(東京都世田谷区代沢 5-31-8 下北沢駅南口徒歩5分)
登壇者
小阪淳(デザイナー、『ゼンデギ』表紙イラスト担当)
1994~2000年まで SF マガジン(早川書房)装画を担当。 2000年から朝日新聞にてビジュアル連載をはじめる。 文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品。2006年、Sony Explora Science(北京)に4作品常設。 同年より、文部科学省「一家に一枚宇宙図 2007」制作に参加。2007年、カンヌ国際広告祭 2007 Cyber Lions 銅賞受賞。2010年、東京書籍『宇宙に恋する10のレッスン』出版(共著)、2011年、高岡市市場再開発プロポーザル。2011年東京都写真美術館「映像をめぐる冒険 vol. 4 見えない世界のみつめ方」参加。
田尾賢太郎(システム神経生理学/理化学研究所)
1985年、徳島県生まれ。2008年東京大学薬学部卒業、2013年東京大学大学院薬学系研究科卒業。博士(薬学)。 2010〜2013年まで日本学術振興会特別研究員(DC1)、2013年より独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センター(BSI)研究員。 在学中の主な研究テーマは神経細胞の活動依存的な形態形成。現在は脳におけるドーパミンの機能について研究している。
主催
SYNAPSE Lab.
(住田朋久・菅野康太・飯島和樹・おかべしょうた・塚田有那)
参加費 1000円
参加申し込み peatix よりご登録ください
お問い合わせ info[at]synapse-academicgroove.com
参考
小阪淳さん、田尾賢太郎さんは SYNAPSE 企画による IMA での連続トークイベント「写真とサイエンス―視野を拡張するビジュアル表現―」にも出演されています。
(参照:SYNODOS でのイベント・レポート)
早川書房 お知らせ グレッグ・イーガンの新作『ゼンデギ』登場! (2015/06/22)
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