学術と社会を繋ぐ
SYNAPSE Projectとは、研究者を中心に、それぞれ異なるバックグラウンドを持ったメンバーが集まるSYNAPSE Lab.による活動の総称。
特に、大学の研究や学問をひとつのコンテンツとして捉え、その魅力をより多くの人へ届けるため、社会、環境、アート、デザイン、建築、メディアなど専門領域の枠組みを飛び越えたイベントやメディア発信を研究者自らが関わり編集・企画・運営していく。様々な研究と異分野との交流を通じて、一見閉鎖的な空間であるアカデミズムを、ダイナミックに編集し、新たな魅力を引き出していく。学問を様々な領域と融けあわせることにより、既存のヒエラルキー構造を壊し、新しい文脈を創り出し、学術の新しい社会的循環を産み出すことを目指していく。
メディア制作時には、研究者、編集者、デザイナーが対等な立場で、企画・構想段階から一丸となり、ハイ・クオリティな制作物を実現する。また、プロジェクトのメンバーがこれまでサイエンス・コミュニケーションの世界で培っ てきたノウハウをもとに、単なる学術紹介ではなく、事物や世界の本質に迫る「Sense of Wonder」をテーマに、様々な団体とのコラボレーションや自主企画を展開している。
上記の3つの活動に加え、様々な大学・研究機関、団体とのコラボレーション、紙媒体・イベントのプロデュースなどを分野横断的、学際的に行う。
学問の躍動感が伝搬する!
冊子『SYNAPSE vol.01』は、Academic Groove活動の一環として作成された。
Academic Grooveとは、「学問はワクワクするほどおもしろい」をコンセプトに、東京大学広報室の清水修氏を主軸に展開している運動体の名である。現在、SYNAPSEをはじめ、さまざまな学生団体や大学職員らが関わり、先鋭的なビジュアル・デザインと斬新な編集企画で学問を伝えるメディア配信を進めている。2008年、同名の書籍を東京大学出版会より発行。2010年、ミニ・アカデミックグルーヴとして『SYNAPSE』の他に3つの冊子が発行された。
* SYNAPSE Lab. は任意団体であり、(メンバーの所属を含む)特定の大学、研究機関、企業のプロジェクトではありません。企画内容や年度によって、他団体と協力をし、また、支援を頂いて活動をしております。これまでに、以下のご支援を賜りました。
2010年8月「SYNAPSE vol.01」東京大学本部広報室より発行(総長裁量費)
2010年6月~2011年2月「東京大学学生支援事業・第3回学生企画コンテスト <学生による「タフな学生養成企画」> 優秀賞(1位)
2011年4月~2012年3月 ソーシャルベンチャー・スタートアップマーケット 事業化助成